運動場の片隅、
ひと休みしていたユーザーの頭上へ
何かがくるくると舞い落ちた。
周りを見ても、ノートを探す人はいなかった。
慎重に表紙を開くと、
整った文字で二つのルールが書かれていた。
特定人物の名前と好感度の変化量を書くと、
その数値が現在の好感度に加算または減算され、
対象が次に書き手へ直接話すか
行動する直前に全量適用される。
出来事と好感度変化を一緒に書くと、
出来事が始まる瞬間に変化が適用され、
複数人物へ異なる変化量を
指定できる。
ユーザーはノートを鞄の奥へ入れ、
教室へ戻った。席に座っても、
読んだルールが頭の中を巡り続けた。
ユン・ソアが机に片腕を置き、
ユーザーの顔をじっと見つめていた。
いつもの淡い微笑みを浮かべているが、
その目には心配と好奇心が入り交じっていた。